身延線を散歩 その2(1)

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身延線沿い散歩は、21日に続いて23日にも行った。翌日から猛暑が来るとの天気予報だったので、暑くなる前に行っておこうということだった。
夜にはかなり強い降りの雨だったので、甲斐岩間の駅に着いた時にはまだ道が濡れていた。駅前通りにはタクシー会社の看板が残る建物もあり、急行停車駅だけに賑わっていた往時を想像できる。

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身延線はこの後、トンネルをくぐって久那土へ至る。一方、歩くコースの方は、トンネルのある山を右(西)から回り込んで、富士川の支流の三沢川沿いを上流へ向かって辿る。

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中部横断自動車道の三沢川を超える橋が見えた。その下にまるでマディソン郡の橋のようにカバーされた橋が見えた。

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マディソン郡の橋のように見えたところは、こんな場所で、屋根があるわけでは無かった。自動車道工事のための取り付け道路だったのだろうか。

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歩道がないところも少なくなかったが、突然広い歩道が登場。ところが雨上がりだったので草がびっしょり濡れていた。そのため、街路樹帯との境目になっているコンクリートの上を平均台を渡るように歩いた。

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しばらくして三沢川の谷が大きく広がって、久那土の集落が見え始めた。山間の集落というのは暗いイメージが付きまとうものだが、ここは広々していて明るい印象。

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久那土集落の様子。車の場合はこの先へ行ってから右へ曲がるのだが、ちょっと遠回りだし下部隧道というトンネルを通らなければならないので、ここで右に曲がって山越えをすることにした。

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岩間ほどではないが、ずらっとお店だった建物が並んでいる。手前は立派な金字の看板が残っていた電気屋さんの建物。

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すぐに橋を渡る。橋の向こうには県立峡南高校が見える。

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隣には身延線の鉄橋が見えた。
歩き始めた頃は曇り空で涼しかったのだが、雲が切れて日が差すようになり、すっかり天気は晴れになった。しかも暑い。天気予報はハズレたようだ。

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ところが、通行止の立て看板があった。道路工事だろうか、さて、このまま行くか隧道経由とするか迷いどころだが、まあ徒歩の人は通してくれるだろう、ダメだったら引き返してくなどをゴールで終わればいい、と軽い気持ちで歩を進めることにした。
続きは明日。

富士山、笠雲

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夕方の富士山は橙色に染まった笠雲を被った。日中には頂上まで見えていたが、まだ少し雪が残っていた。
今日は極めて暑い日になった。群馬の伊勢崎では40℃超えだったそうで、6月としては観測史上初だそうだ。甲府も暑くて37.3℃になった。伊勢崎よりは低いが、政府の呼びかけにバカ正直に応えて節電のためエアコンを使わずに過ごしてみたら、すっかり夏バテしてしまった。

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身延線を散歩(3)

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昨日の続き。
踏切を渡って集落を離れると、道は回り込みつつ登りになる。一方、身延線はトンネルに入る。道がぐるっと回り込んで山の中に入ると、トンネルから出た身延線が鉄橋を渡るところに出る。道はここから更に登る。

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坂を上って県道に出て、すぐに右側の道へ行って山越えするというルートのはずだったが、なんと崖崩れで通行止めになっていた。

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仕方なくトンネルを歩く。歩道があるので安心。トンネルの中は涼しい。

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トンネルを抜けると「ハンコの町 六郷」の看板。ここからは下り坂。歩道があったりなかったり、あっても右だったり左だったり。

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落居の町に降りて来た。ニードスポーツセンターという看板があった。元、落居小学校がそうなっているようだ。

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県道わきに川が流れているが、その対岸に歩道があったので、そちら渡って歩くことにした。

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途中で、急な階段を登った先に神社があった。昼食場所にしようと思って登ってみたが、日影が全くなかったので断念。神社の名前は「魔王大神宮」とあった。

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落居駅、ここで昼食のおにぎりを食べた。すぐそばに光岳寺という大きな寺があった。

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再び川の歩道に戻って南下。六郷中学校と小学校が見えてきた。歩道は桜並木になった。

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岩間の街の様子。シャッターだらけではあるが、様々な店が並んでいたことが分かる。往時は賑わっていたことだろう。

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旧六郷町はハンコの街。

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街中には「印章資料館」がある。電車の時刻に余裕があったのでちょっと寄ってみた。ただ、並んでいる様々なハンコを見ても僕にはよくわからなかった。

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甲斐岩間駅から甲府方面を見たところ。ホームの両側から線路が伸びて単線に交わる。
これで今回の散歩は終了。電車で甲府へ戻った。

身延線を散歩(2)

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昨日の続きで、身延線沿い散歩。
この写真は、道中、鰍沢口へ向かう道の途中に咲いていたゼニアオイの花。

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さて、昨日は芦川の橋を渡って市川の街中へ入ったところまで書いた。
街中を更に進む。空襲で壊滅状態にされた甲府の町と違ってかなり古い建物が残っている。これは中央通りという道。洋服屋さんの看板に「おしゃれの店」と書いてあるのがレトロ感。

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三郡東橋東という信号を左へ。セブンイレブンとローソンが見えたので、昼食のおにぎりを購入。迷ってローソンに入ったら、おにぎり300円以上購入でお茶を1本プレゼントというのをやっていたのでラッキー。普通のおにぎりと高級おにぎりを1個ずつ。

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市川大門駅の駅舎は、屋根の先端が上に反り返った中国の様式。近くに大門碑林公園というテーマパークがあるが、それと合わせたということだろうか。その公園には何年か前に一度だけ行ったが二度と行くことは無いと思う。

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道に掛かる橋が見える。桁下は3.8mなのでバスは通れる。この橋は水道橋。

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街はずれ、富士川を渡る中部横断自動車道の下をくぐる。

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富士川の土手の向こうには、鰍沢から青柳にかけての街並みが見える。

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ようやく鰍沢口駅のある黒沢集落。鰍沢口とは言うが、鰍沢の町は川向うだ。甲府からの身延線電車は半分ほどがこの鰍沢口が終着駅。ここから先は1時間に1本か2時間に1本程度に減る。

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身延線のすぐ隣を歩く。

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大きくカーブ。鰍沢口から落居までは駅間が長い。

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バイパスを歩いてもつまらないので、入という名の集落を歩いてみる。

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集落内の踏切を渡る。ここからは上り坂になる。
今日はここまで、次へ続く。

身延線を散歩(1)

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甲府から身延線に乗って30分ほどで、甲斐上野駅に到着。立派な駅舎だが無人駅。気温は高いが曇りなので、ジリジリ照らされる快晴よりも歩きやすそう。

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駅からの道を本通りの県道へ行き、ここを左に曲がって市川方面へ進む。駅前なのにとても淋しい。

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セブンイレブンだったと思われる建物。駐車場も広いのに閉店してしまっている。コンビニで昼食を買おうと思っていたので、こういうのを見るとちょっと心配になる。

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しばらく歩いて芦川駅に近いところに、石鳥居があった。

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奥には森に囲まれた立派な神社が見える。ここは「表門(うわと)神社」という千年近い歴史のある神社。石鳥居は正門でなく西門になる。

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赤い綺麗な神楽の舞台が目立つ。

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元禄時代に造営された建物だそうだ。せっかくなので、この先の安全を祈願した。

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芦川を渡る橋の向こうには、「和紙の町 市川三郷町」という看板が立っている。橋と河川敷は工事中だった。

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橋を渡って左に折れて市川の街中へ向かうところ、左にレトロなお医者さんの建物があった。門の右に掲げられたブリキ看板には「北野医院」とあり、門柱に付けられた陶器の表札には「仁和堂醫院」とある。どちらも検索しても出てこないし門扉も閉じられているので、既に開業していないようだ。

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その2軒隣に「御崎神社」の赤い鳥居があった。さっきの表門神社にくらべるとだいぶんコンパクト。
ここまで書いて疲れたので、後日に続く。