コセンダングサ越しの富士山

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富士山が見える景色というのは気分の良いもの。
例えば、建物の背が高く林立している東京の場合、そんな場所から多摩川に架かる橋に差し掛かると、急に開けた景色の向こうに奥多摩や丹沢の稜線が連なり様子が見え更に向こうに富士山の円錐形を見つけると見入ってしまいたくなる。自動車を運転中の場合は止まりたくもなってしまうが、橋の真ん中に信号があるわけでもなく、チラチラと時折富士山に目をやりながら橋を行き過ぎていく。歩いている場合はむしろその速さが景色を眺めるには程良く、長い橋の行程を富士山観賞に費やすことが出来る。
この写真は、まだ朝日が当たっていない時間のコセンダングサ群落から富士山を眺めてみた。

紅葉の景色

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紅葉の季節。散歩中に目に入る美しい景色についカメラを向けてしまう。夏は濃い緑一色だった山に複雑な色のまだら模様が出来上がった様子が良い。いつもは木々が覆い被さって薄暗い道も黄色くなった葉を透かして日が差し、その色合いが良い。道にたくさん落ちている枯れ葉を踏むと聞こえるカサカサした音も良い。日中の散歩は小春日和で少し汗ばむ。木枯らしが吹くまでの楽しみ。

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ツワブキ

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田舎道の集落の一角、木の根元に茂るツワブキ、黄色い花がたくさん咲いていた。
子供の頃、何処かにぶつけて腫れてしまったり虫刺されで腫れてしまったりしたときには、ツワブキの葉を何枚か重ねて貼り付けて包帯を巻いて寝た。すると、翌朝にはツワブキの葉は黒くなっていて、魔法のように腫れが引いていた。民間療法というか、おばあちゃんの知恵袋というか、なんか凄いと今更思う。ツワブキを貼らなくなったのは何歳の頃だっただろうか。