資料作り

キャンプファイヤーの計画について作り直している。この2週間で7人の海洋道中レク係経験者に聞いて回った。延べ数では20回近いかもしれない。1回だけだが自然の家に林間学校のキャンプファイヤーを見学にも行った。準備を手伝うことにもなったがそれなりに経験になった。聞いた中には、昔どこかで研修を受けたときの資料を探して見せてくれた先輩もいた。ありがたい。おかげで知識だけは随分と得ることが出来た。でも知識と実際は違う。聞いて回ってみて思ったのは経験の必要だ。
何度かのキャンプファイヤーを経験していることで自然に身についていることというのは多いものだ。先輩が僕に対して丁寧に説明してくれていても、そういうものはモレていたりする。例えば、「○時間○分ぐらいのファイヤーをしたいのだが、どのくらい薪を積めばよいのか」と質問すると「それは薪の状態を見ないとわからん」となる。木の種類、薪の乾き具合などで燃え具合が変わるからだ。こんなものは聞いたり読んだりした知識よりも、積んだ経験から来る勘の方がよっぽど頼りになる。僕の場合はプラネタリウムの番組作りと投映に多くを費やしてきたから、自分で気づかないうちに身に付いた勘所はあると思う。自然の家勤務が長い人も同じことだ。
結局、勘のところは勘を持っていない僕に文章化することはできない。今年の海洋道中指導者の中には大ベテランも含めて何人かの経験者もいるので、勘のところは頼らせていただこう。
というわけで、聞いたり読んだりしたことから、海洋道中に参加する子ども達と一緒にキャンプファイヤーの準備と実施をするためのマニュアルを作っている。文章だけでは説明しきれないので、説明図も必要だ。でも、他人の資料から絵を拝借するのも気が引けるので、自分でいくつか描いてみた。これは、キャンプファイヤーの薪組みに点火するためのトーチの作り方だ。せっかく描いたからここにも載せておこう。こういうのはきちんとした紙に描けばいいのに、失敗プリントの裏に描いたりしてしまうのが悪い癖だ。スキャンのときに裏写りしやすいし、うっかり無くしたりもしてしまう。