4D映画


授業参観の代休日だった次女と祝日の翌日で仕事が休みだった僕、めずらしく休みが重なったので、映画を見に行った。その頃長女は学校で勉強中。
見た作品は「スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション」というもの。

以下は、その映画について書くので、見る予定のある人は読まない方がよいかも。

3Dは今どきテレビでもあるほど普通になったが、4Dは珍しい。この映画が言うところの4つ目のDは、匂いのことだ。入り口では偏光めがねと一緒に匂いのカードが渡される。映画の中では「何番を擦れ」って感じで、ここぞというときに画面に匂いカードとギヤ形の番号が出てくる。最初に匂いサインが出てきたのはホットドッグのシーンだったけど、擦ってみてもそういう匂いじゃなかった。ブルーチーズのシーンやおならのシーンではややためらいながら擦ってみたが、期待というか恐れとは違って、別のにおいだった。結局、最後の8番の匂いまで、全部が何かの芳香剤の匂いのようだった。僕は、シーンと合った匂いがあって、それを嗅ぐことでよりリアルであることを狙っているのかと思っていた。だから僕としては、ブルーチーズの匂いを嗅ぐのは嫌なのだが、指定のシーンでその匂いを嗅ぐことがこの映画の様式で、それに従うのがこの映画を見る礼儀のようなものだと思って従ってみた。でも匂いが違うので、ちょっと驚き、ちょっとがっかりした。
でも、子どもはまるでそうではなかったようだ。匂いについては「○番の匂いが一番好き!」なんていう無邪気さであった。僕の誤解だった。4つ目のDは、匂いでよりリアルに、ではなく、匂いも楽しめる、だったのだ。
実際の内容については、良くできていると思った。ストーリーはありがちなものだけど、シナリオがきちんとできていて場面展開も速くて飽きさせない。笑わせてくれるシーンも多かった。