空撮のような

空撮のように見えるけど、高い橋の上から真下を覗いて撮ったもの。空撮好きな僕にとっては悪くない景色。
IMAX」や「ASTROVISION」の空撮シーンが大好きだった。でも、日本ではこの大型映像の文化が根付かなかったなあ。直径20メートルを越える巨大なドームスクリーンや、学校のプールを立てかけたような幅20メートル以上もある巨大スクリーンに映し出される映像は視界を越えている広がりだから、3Dメガネなんぞをかけて見る普通の映画館の立体映像よりもよっぽど迫力があった。
なんでもかんでもCGで作ってしまうことができる今だから、なおさら大変な手間と大きなお金がかかる70mmフィルムによる空撮には値打ちがある。日本中でこれらの映写機が撤去されてしまったから、値打ちのあるものは見られなくなった。アメリカへ行っても日本の景色をわざわざ映写しているところも無かろう。80年代後半から90年代までの15年ほどの間、日本各地を写した70mm映像は、20世紀の記憶でしかないのか。