北海道限定

やきそば弁当」をご存知だろうか。北海道では普通に売っているカップ焼きそばだ。しかも、北海道のスーパーの売り場では、カップ焼きそばの中で恐らく最も幅広く売り場の棚を占有している。妻の実家から何かが送られてくるとき、その隙間を埋めるように入っていることがある。味が特別美味しいというわけでもないが、とても得した気分になるのが良い。北海道限定品を山梨で食べられるというプレミアム感が良いのかもしれないが、得した気分というのはそれとは違う。
何かというとスープだ。カップ焼きそばというと、蓋を開けると乾燥したキャベツなどの袋とソースの袋と青海苔の袋が入っている。この「やきそば弁当」はそのほかにスープの袋が入っている。作り方は普通のカップ焼きそばと同じで、乾燥野菜の袋を切ってカップにいれ、お湯を注ぐ。ここで3分間じっと待つのだが、「やきそば弁当」の場合には待っている間に仕事がある。スープ用のカップを用意して、そこにスープの袋を切ってその粉末を入れておくのだ。

3分経ったらお湯を捨てる、それが普通のカップ焼きそばだが、「やきそば弁当」の場合には流しに向かって捨てるはずのお湯をスープのカップの中に入れる。こうして、焼きそばだけでなくスープも完成する。あとは得した気分で食べるだけ。
10月に行ったときには、こんなポテトチップス味なんてのも売っていた。