奥秩父方面


午前中、仕事で旧御坂町に行く用事があった。御坂峠へ通じる街道をちょっと登ったところあたりは昨夜雪が降ったようで、道の脇や民家の庭に薄く積雪が残っていた。振り返ると甲府盆地の東半分が広がっており、その向こうに麓まで白く染まった山が見えた。
てっぺんには真っ白に雪をのせた奥秩父の高峰がそびえている。雲があって一層高く険しく見える。写真が2枚に分かれたが、せっかく綺麗に見えていたのでちょっとアップで撮ってみた。手前は桃畑。
僕が山梨に来た頃、「秩父多摩国立公園」の名前が「秩父多摩甲斐国立公園」に変更されたというニュースがあったのを思い出した。調べてみると名称変更は2000年のことだから引っ越してから2年後だ。千葉で育って東京にしばらく住んだ僕にとっては、金峰山などの山々は奥秩父という印象。昇仙峡もそうだった。でも山梨からすると違和感があったようで、山梨県の要望で「甲斐」の文字がくっついたということだ。甲府にしばらく住んでみるとなるほどそんな気持ちにもなる。何事も東京からだけの視点ではよろしくないということが分かる。ということは、山梨からの視点だけで見たり感じたりしているものは、それもまた井の中の蛙であることも認識すべきだ。
環境省のウェブサイトを見ると、秩父多摩甲斐国立公園の区域は東京の御岳山あたりから増富ラジウム鉱泉あたりまでと東西に長い。南北は北が両神山で南が千代田湖付近となる。僕が思っていたよりもかなり広い。特に千代田湖が国立公園区域内だとは知らなかった。更に意外だったのは、甲府から千代田湖へ登っていくつづら折れの坂道周辺が特別区域に指定されていること。特別区域は国立公園の中でも特に規制の厳しい区域で、木や竹を切ったり石を取ったりすることも環境大臣の許可を必要とする。植物の種をまいたりもダメ。他にもどっさり規制がある。
今日は昼頃から曇ってしまった。