月と金星

今週に入ってから寒い日が続いている。今日は日中になっても寒かった。昨日はあんまり寒いので学校から帰ってきた次女を誘って温泉に入りにいった。千葉や東京に住んでいたころには考えても見なかったことだが、甲府に住んでいると夕方になってから思いついても簡単に温泉に入ることができる。
これは、千葉に住んでいた子どもの頃の夏と同じだと思う。「今日、海に行こうか」「イイね、じゃあ朝ごはん食べてから集合」ってな感じでラジオ体操のときに申し合わせてから、朝食を食べ海パンやタオルなどの荷物を用意して出かけても、たっぷり遊んでこられる。普通電車で出かけて窓から海が見え始めてから「どの駅でおりる?」なんて感じ。そんな便利な場所に住んでいたことに気付いたのは、千葉を出て初めてのことだし、山国の甲府へ来てつくづく思うことだ。山梨の人たちも身近に温泉がたくさんあることの当たり前がとてもラッキーなことだと気付いていないかもしれない。

黄昏時、葉を落とした梢が覆いかぶさる向こう側に月が光っていた。月の下の方、画面の真ん中あたりには金星が光っている。写真ではわずかな光だが、金星はとても明るい。今、月はうお座、金星はみずがめ座にいる。まるで星占いみたいだが僕は星占いはどうでも良い。むしろ邪魔臭い。でも娘たちはそうではない。目覚まし時計が鳴っても止めてすぐに布団にもぐるくせに、めざましテレビの星占いが始まると布団から顔を出して見ている。困るのは「なんて書いてあるの」「それってどういう意味?」といちいち聞かれること。