雨の功罪

今日も東京へ出張だったが、雨降りだと傘という荷物が一つ増えてしまうのでやっかいだ。しかも風邪ひきで厚着だし、早歩きは息切れする。東京の人波は今日の僕には動きが早すぎた。
このところ雨がよく降る。12月と1月はほとんど降らなかったことを思えばずいぶん違う。寒い冬だったが乾燥していたおかげで、朝の通勤前に車のフロントガラスに霜がつく日がとても少なかった。そういう意味ではいつもの年よりも楽だった。今ではもう暖かくなったので、雨が降ってもフロントガラスに霜が付くほど冷えないから安心だ。
とは言え、雨が降らなくても曇りの日が多いし、晴れても霞んでいるから気分が悪い。山の谷と尾根が作るひだひだがくっきり見えるぐらいに透明な方が良い。そうじゃないと星もよく見えない。
せめて、雨上がりの澄んだ空気の写真でも見て気分転換。これはひと月前の写真。今年は寒いとテレビはしつこく言うが、ひと月前に比べたらとても暖かだ。あと1週間ほどで年度も替わってしまう。この時期は書類だの人事異動だの、なにかとあって気持ちが落ち着かない。
東京から帰る頃、気付いたら風邪がどこかへ行ってしまったようだ。この風邪とは5日間の付き合いだった。