富士と桜

外国人向けの日本観光パンフの表紙とくれば、二重橋や陽明門などと並んでコレでしょう。と言っても、僕のこんな写真ではダメですが。
甲府盆地の底ではそろそろ桜が散り始めた。そして僕の勤務先がある愛宕山では、桜の満開を迎えた。とにかくたくさんのサクラがあるので、雪景色のよう。表にいても裏に回っても桜の花だらけ。これだけあるとかなりしっかりと匂う。それだというのに、子どもたちの学校や幼稚園が始まったこともあって、平日の愛宕山は賑わいが減った。春休みの雑踏が去った山で、多くの人に見られることもなく桜が咲いている。週末にはきっと多くの人がこの花を見に来ることだろう。
ところで、桜の花が散る頃に雨が降ると厄介だ。車にはたくさんの花びらが濡れ落ち葉のようにくっつく。そのままにしておくと取れなくなってしまう。ものぐさな僕はそのまま放置してしまう年も少なく無い。