着せ替え

我が家の次女は気がつくとこれで一人あそびしている。ボール紙で出来ていて、本のようになって売っているものが多い。切り抜き線に沿って切り込みされていて、所々繋がったところをプチプチと切り落とすと出来上がり。あとはいろいろな服を着せ替えて楽しむ。という前に、一つやらなければならないことがある。それは「くびのほきょう」だ。

着せ替えには「くびのほきょう」と書かれた長四角の紙があり、これを人形の首の裏側に貼り付ける。頭の後ろのうなじのあたりから肩甲骨の間あたりまで。これで頭が大きい割りに極端に細い首が補強される。
他にマグネット式のもっと出来の良い着せ替えも買ってもらったくせに、彼女が好きなのはこの紙の着せ替えだ。いつのまにか我が家では、この紙の着せ替えのことを彼女を除いて「くびのほきょう」と呼ぶようになった。