シロツメクサ

夕方、夕飯の買い物に出た妻と次女は、帰り道にクローバーを取って来た。帰ってくるなり次女は大声で「見て見てー」と叫んで飛び込んできた。「四つ葉があったんだよ、四つ葉と思ったら五つ葉だったんだよ」と立て続けに話す。写真のように、向かって左が五つ葉だった。四つ葉が幸福ならば、五つ葉は超幸福ということか。娘の超幸福を僕も少し分けてもらおう。
四つ葉のクローバーは幸福を呼ぶと言われるが、クローバー、つまりシロツメクサ外来生物でもある。江戸時代の伝来と言われるから、鉄砲やキリスト教よりは新しい。でもブラックバスセアカゴケグモよりはずっと古い。比較的最近日本にやってきた生物は、概ね悪者扱いされがちだ。
もっと昔に遡ると、今の日本人は大陸から渡来してきた人種で、原日本人であった縄文人を追いやったということだ。縄文時代にはまだシロツメクサが伝来していないから、縄文人たちは四つ葉のクローバー探しを体験できなかった。幸福の四つ葉を手に出来なかったがため、縄文人は追いやられたのか。