春の田んぼ

もう2週間以上も前の4月25日に撮影した写真。
春の田んぼではゲンゲの花が咲いている。普通はレンゲ(蓮華)と言う。蜂蜜でもレンゲ蜜という。でも正しくはゲンゲだそうだ。

ゲンゲはマメ科の植物なので、植えておけば勝手に窒素を固定して良い土を作ってくれる。だからこの時期がお休みの田んぼに利用されているのだろう。ゲンゲと一緒にたくさん生えているのはスズメノテッポウという植物。こっちはイネ科なので窒素固定はしてくれない。
米作りを休んでいる間の田んぼでは、せっせと土を肥やす植物が働いて、田植えの頃までに栄養を蓄えておいてくれる。こういうのが羨ましいと思ってしまうのは僕だけではないはずだ。つまり、人間に例えれば「寝ている間に・・・」というやつ。教科書を枕の下に敷いて寝るというような「おまじない」的なものから、寝ながら英語が出来るようになるという触れ込みの教材まで、いろいろなものがある。田んぼのゲンゲ並みに有効なものはどの程度あるだろうか。