金環食

撮影開始からしばらくは、雲の切れ目の外側にいたのでお気楽撮影をしながら、日食グラスやカメラのファインダーを覗いたりで観察した。しかし、食分が深くなっていくと雲に隠れるようになってしまい、面倒になった。ちょこちょことシャッタースピードISO感度をいじったりフィルターを外したりと、シャッターの度に調整が必要になった。やがて気温がひんやりとしてきた。鳥の鳴き声も静まった気がする。その後、食分が浅くなってくると、雲から出たり入ったりになった。露出調整しながら撮っているうちに食が終わった。飲み物を忘れたので、喉がカラカラだった。
天文好きにとっては歴史的な日、金環食が雲を透しつつなんとか見えたのは良かった。きれいな夕焼けの翌日は晴れると言うが、昨日の微妙な夕焼けは今日の微妙な天気の前触れだったのか。