魚の焼きおにぎり

焼きおにぎりが好きなので、たまに作って食べる。夏は暑くてつらいのであまりやらないが、急に涼しい季節が訪れたので気分が向いた。

(1)まず、サバの文化干しを焼く。本当はアジの開きを使いたかったのだが、家にあったのがサバだったので使ってみた。
(2)焼いたサバをほぐす。ほぐすときには、骨、皮、血合いを分別する。これがとても面倒だが、これをすることで美味しいものになる。血合いや骨を取り除くのはそれほど大変なものではないが、焦げた皮を取り除くのがなかなか大変だ。
(3)それぞれを分別したら、骨と皮はゴミ箱行き。身は指でよくほぐす。箸では無理だ。十分にほぐれたら醤油をかけて混ぜる。血合いもほぐし、同じく醤油をかける。
(4)ご飯とよく身を混ぜる。
(5)握って網で焼く。焼けた面に醤油を塗る。僕はハケを使っている。
(6)冷めないうちに食べる。

血合いのおにぎりは好き嫌いが分かれそうだ。熱いうちは美味しいが、魚独特の臭いが強い部位だから冷めるとちょっと、、という人もいるだろう。そんなわけで、白身と血合いをわざわざ分けている。
サバの場合は油がとても多いので、握っているときにご飯が手にべとつくことが無く、手が油でギットリする。焼いているときにも、いつもの焼きおにぎりと違って、油がチリチリと音を立てて表面で泡立ったように見える。きっと、サバの焼きおにぎりは、焼きおにぎりの異端児だ。
美味しかったが作り過ぎたようで、二つ余ってしまった。