アスパラガス

アスパラガスは美味しい。僕はアスパラガスを使った料理が好きだ。例えば、天ぷら、串揚げ、サラダ、、。パリッとして、ホクッとして、香りが立ち、彩りも良い。
しかし、うっかり育ちすぎると木のようになってしまう。もちろん硬くて食べられるものではない。全く手に負えない。どんどん大きくなるから無駄に栄養もたくさん吸い上げるだろう。アスパラガスの成長した姿は、人間にとって概ね厄介者だ。
小さいうちには可愛くて有益だったのに、ちょっと目を放した隙に大きくなってしまった。そうしたらまるで手に負えず、すっかり厄介者。そんなことは人間社会でもたまにあることだ。
アスパラガスを育てている人間にとって必要なのは、大きくなる前のアスパラガスであるが、アスパラガスが自身で持っている目的は大きくなること。この違いが問題。