クヌギの対策

先日の台風では、甲府でも随分強い風が吹いた。翌日の昼休みに職場の周りを散歩してみると、クヌギの枝がたくさん落ちているのを見かけた。強い風が吹いたとき、たくさんの葉がついている木は風の大きな力を受けることになる。そのときどうするか。ある一定の力を超えたとき、幹が折れてしまう危険がある。それを守るため、クヌギの場合は枝がポキッと折れるのだろう。葉が一枚一枚飛ぶ種類の木もあるだろうが、クヌギの場合はこのように枝ごと折れて飛ぶようだ。台風の季節は、クヌギが葉の光合成で十分に栄養を蓄えた後のことだろうから、合理的かもしれない。しかし、ついでにまだ熟していないドングリもまとめて落としてしまうことになる。それでも本体が守られるから良いか。企業のリストラに例えると、不採算は部門ごとまとめてクビっ!てな感じか。