運動会の華

山城小学校の運動会、見せ場は毎年6年生の組み立て体操。児童数が多いからなかなかの迫力だ。ウェーブはくねくねと生き物のようだったし、人間ピラミッドは大小5つもあって壮観だった。次女はこのピラミッドを見て感動したようで「凄かったんだよ、7段タワーだよ!」と興奮していた。5年生の棒体操にも感激したと言っていた。
僕が小学生だったときの運動会では、騎馬戦が運動会の華だった。早く6年生になって騎馬戦をやってみたかった。人間ピラミッドもあったけれど、最後の笛で崩すのが凄かった。土煙が上がってピラミッドが壊れ「痛てー!」とかいう叫びが聞こえるのが迫力に厚みを加えていた。
今どき、騎馬戦もピラミッドを崩すのも無くなってしまったのは、安全に楽しくというような考え方からだろうか。そんな話をしていたら、中3の長女がピラミッドを崩すのをやっていたと言った。中3の男子の種目だったというのだが、よく聞いてみたら運動会ではなくて文化祭の中で体育館のステージで見せたのだという。時が経ち、ピラミッド崩しは運動会の一種目から文化へと昇華したのか。