シロツメクサの花

こんな季節でもちょっと探してみると、シロツメクサは花を咲かせている。こうやって近づいて見るとマメ科の花の形をしているのがよく分かる。
僕は、子どもの頃には「シロツメクサ」というのは「白爪草」だと思っていた。指の爪が伸びると先の方が円弧の形で白く増えていくが、その部分の形がシロツメクサの花の一つ一つに見えた。爪を爪切りで切り取ったときのカスが花が丸く集まって、シロツメクサの丸い花房に見える。だから、アカツメクサの花房は、さしずめピンク色のマニュキアをした爪の切りカスが丸く集まったものだと言えるだろうか。ところが、ちょっとネットで調べてみたら、シロツメクサは白爪草ではなくて、白詰草だということらしい。つまり、お皿などの割れ物を箱に詰めるときのパッキンに使われていたということだ。自分が思っていたことがベストマッチだと思っていただけに、パッキンが由来だと言われても納得しがたい気分だ。