手擦り

階段の有る所には大抵の場合「手擦り」が有る。手擦りは高さなどが建築基準法で決められており、日本中何処へ行っても概ね違和感の無い物に成っている。これは普段の生活の中では気付かないものだが、違和感を感じさせない状態にあることこそがこの国が先進国であることの証と言えるだろう。
ちょっと偉そうな書き出しになってしまったが、建物の年代によって手擦りは実に様々ある。手擦りの商品カタログを見たことは無いが、見る機会があったらきっと楽しめることだろうと思う。
先日、公園に遊びに行ったら、写真に有る手擦りが目に付いた。手擦りの曲がり角のところがボールジョイントになっていて角度を変えられるようになっている。脚部への取り付け部も溶接ではなくネジ止めだ。「面白いな」と思ったが、普通の手擦りを作るよりもコストがかかっていそうだ。もしかしたらこういう場所に使うためのものではなく、例えば野外コンサートなどに建てられる、特設の客席の階段などで使うための商品かもしれないとも思った。何にしても、メカっぽくてカッコイイ!