ちょっと前のことになるが、連休前半のある日、次女にせがまれてサイクリングに出かけた。陽気がぐっと暖かくなり、荒川の土手にあるサイクリングロードは花に囲まれていた。
二人とも気分良く楽しんでいたのだが、途中で次女が派手に転んでしまった。あごとおでこをぶつけ、ひざと腰からも少し血が出ていた。一度泣いてしまうとなかなか泣き止んでくれない彼女のことだから、ここでお弁当タイムとした。大声で泣くのは収まったものの、長いことシクシクとやりながらパンを食べていた。あごは内出血していて、顔を見るとそれが目立っていた。
あれから3週間、怪我のあとも見えなくなったが、自転車に乗ろうと言わなくなった。
