セイタカアワダチソウの花

たくさんの花が集まって、あの黄色い毛虫のような花房になっている。セイタカアワダチソウは、僕が子供の頃には2mを超える高さに育って、あちこちの空き地を埋め尽くしていた。
葉っぱを全部取ると一本の棒になってしまうので、これでチャンバラをした。簡単に折れてしまうので、それを利用して落とし穴の蓋の骨に使ったこともある。他には、大きく太く育ったヤツを縦に裂くと、中に白い髄が入っていて、これの手触りがなんとも不思議だった。強く摘むと潰れてしまう、工作で使うバルサに感触が似ていてもっと柔らかい。
一方、花が僕らの遊びに役立ったことは無かった。元々は生け花の材料として使われていたということだが。