昇るラブジョイ彗星

昨夜、家族四人で「ふたご座流星群」を見に出かけた。月が夜明け近くまで沈まない悪条件だったこともあり、家を出たのは日付が変わって今日の2時半。昨日から吹いていた強い風がまだ勢いを落としていなかった。車の温度計ではプラスの気温なのだが、風が強くてとても寒い。観測地の地面の所々では水溜りが凍っていた。
よく晴れているのだが月夜なので空全体が薄明るく、見えた流星の数はあまり多くなかったものの、たまに明るいものが飛ぶと歓声が上がった。そして月が地平線近くに差し掛かると、反対側の地平線からラブジョイ彗星が昇ってきた。10cmの双眼鏡で見ると、月明かりに負けない立派な尾が見えた。写真写りも良い。左の明るい星はヘルクレス座のゼータ星。その後、リニア彗星も撮影し、再びラブジョイ彗星、そのうちに薄明となった。これでアイソン彗星もいたら、この年の瀬はなんと素晴らしい彗星の日々だったことだろうか。