ホルスタインのオス

写真は生まれてからまだ1週間というホルスタイン種のオスの赤ちゃん。ホルスタイン種は乳牛なので、メスが生まれれば喜ばれる。自分の牧場で育てるもよし、どこかへ売るにも値段が付く。でも、オスが生まれるとまるで役に立たない。食肉としても加工用になるぐらいしか無いらしく、わずか数千円で売られていくのだということだ。生き物としても気の毒な気がするが、経済動物として割り切って考えても、酪農家にとってメスが生まれるかオスが生まれるかで収入が大きく変わってくるのはあまりにもリスクが高い。最近では、X精子とY精子を選り分ける技術も開発されているということで、人為的なオスメスの産み分けも技術的には可能なのだが、おそらくコスト的に合わないのだろう。
この続きをいろいろ書きたいところだが、また後日。

ところで、今日は職場で僕が担当しているイベントが開催された。内容はクローンマウスに関することで、講師のW先生は極度に忙しい中にありながらも来て下さった。どのくらい忙しいかはここ数日のテレビや新聞を見ればおよそ見当が付く。それでも、話の中身は難しい分野のことなのにもかかわらず、とても分かりやすいものだった。
上に書いたことにも深〜く関係してくる内容なのだ。