春の富士

4月6日夕方、空は見事に晴れ渡った。春霞は全く無い。夕日を浴びた富士山が、青空にくっきりと浮かび上がった。手前の御坂山地もくっきりと見えていた。
富士山の山肌を見ると、細かい凹凸が少ないのがわかる。なんとなくツルんとして見える。2月には2度も大雪が降ったし、その後も何度か雨が降っている。富士山ではそれも雪であっただろうから、例年よりもきっと積雪が多いのだろう。
ニュースによれば、今年度から「山梨県環境科学研究所」は「山梨県富士山科学研究所」に改名し、富士山に関する研究部門も新設したということだ。インタビューに応えた所長さんが、「富士山は300年も噴火していない方がおかしい、明日かもしれないし数十年後かもしれないが、近いうちに噴火する」というようなことを言っていた。もしも明日噴火したとすれば、どっさりある雪はどうなるだろう。火砕流と雪崩が一緒になって、麓は大変なことになってしまうかもしれない。