朽ちる丸太

ときどき散歩をする道は、よく手入れの行き届いた林の中に付けられている。所々に、上の写真のように丸太を積んだところがある。アカマツ、ナラ、クヌギなど、種類はいろいろだ。きっと、枯れて倒れたり、虫にやられてしまったりで弱ったものなどが、適当な長さに切られて積まれているのだろう。林の中に立っている木を見ても、キノコがびっしり生えているような木や、いくつものキツツキ穴が開けられている木など、瀕死の状態の木が所々に見られる。成るがままにしておくという手もあろうが、常に手を入れて保全して来られたのが、住宅地と山の間に位置する里山の歴史だ。丸太を積んでおけば、やがて下の写真のように朽ちて土に戻っていく。