標識

近所を散歩していると、たなに「和田峠風致地区」彫られたこんな標識に出会う。
国土交通省のウェブサイトによれば「風致地区は、都市における風致を維持するために定められる都市計画法第8条第1項第7号に規定する地域地区である。「都市の風致」とは、都市において水や緑などの自然的な要素に富んだ土地における良好な自然的景観であり、風致地区は、良好な自然的景観を形成している区域のうち、土地利用計画上、都市環境の保全を図るため風致の維持が必要な区域について定めるものである」とのこと。この目的を達成するために、開発が制限されているし、建物の建設や建物の色について許可が必要だそうだ。その割にはオレンジ色の外壁のアパートがあったりして、いいのか?、と思ったりもする。
今度は甲府市のウェブサイトで調べてみると、市内に6箇所の風致地区があることが分かった。どれも昭和15年5月31日に制定されたものであり、その中で一番広いのは和田峠風致地区だった。確かに標識はずいぶん古いものだが、戦前のものだろうか。そして驚いたのは、その風致地区のリストの中になんと僕の職場のある山も含まれていたのだった。いやー、知らなかった。