火山灰

昨日噴火した御嶽山由来と思われる火山灰の写真。今朝、車のフロントガラスに付いていたのを撮影した。妻によれば、ベランダの手すりを拭くたびに次第に色が黒っぽく変わってきたということだ。御嶽山では、この火山灰に埋もれるなど多くの人の命が奪われた。まさか噴火なんて思いもせずに出かけての惨事だったことだろう。
昨日のテレビのニュースでは、「突然の噴火」というのを盛んに強調していた。でも、今朝の新聞の記事をよく見ると、9月中旬から群発地震が発生しており気象庁は何度かの注意喚起をしていたということだった。つまり突然の噴火では無さそうだ。なぜこれが報道されなかったのだろう。群発地震を報道せずにいたのに、なぜ突然の噴火という言葉を繰り返したのだろう。僕がもしも紅葉の御嶽山登山に誘われていたら、予定と体調が許せばきっと出かけていたことだろう。でも、御嶽山群発地震という報道が目に付いていれば止めていただろう。気象庁が警戒レベルを上げなかったことが取りざたされているようだが、普段の天気予報では気象庁が言いもしないことを言うようなことが多いのに、なぜ気象庁が発表していた群発地震を知らせてくれなかったのだろう。「午後からは雨がぱらつく可能性がありますので、お出掛けには傘を持っていった方が良いでしょう」などのような『余計なお世話』を言うよりも、人命にかかわるような重要な情報を報道すべきではないのだろうか。今後何かの言及があるだろうか。