四時頃の西空

昨夜の月は月齢10を過ぎていたので、月はずいぶん太っていて長いこと夜空にあった。だからゆっくり出掛けて行き、のんびりと始めようと思ってまずは仮眠を取った。ほんの仮眠のつもりだった。それなのに不覚にも熟睡してしまった。起きたとき(声をかけてもらったとき)には既に空に月は無く、普段よりも透明度の高い空気を通した美しい星空が広がっていた。しかし、クリアな空の様子と違って僕の方はどうもぼんやりとして眠気が取れない。だから、とりあえずはカメラを三脚に取り付けてインターバルタイマーで撮っておくことにした。そしてまるで取れない眠気に再び誘われて眠ってしまった。だいぶん疲れが溜まっていたのだろうか。明るくなって目が覚め(起こされ)てから、カメラの画像を再生してみた。九州で火球騒ぎがあったことだし、そろそろおうし座流星群の活動も始まっているから、もしかしたら何個かの流星が映っているかもしれないと思った。しかし、残念ながら流星はひとつも映っていなかった。なぜならたった数コマしか撮れていなかったからだ。寝ぼけた中での操作でどうやらインターバルタイマーの設定を間違えていたようだ。今回は間抜けだった。だから、この写真を戒めの意味で掲載する。尖った山は甲斐駒ケ岳、画面の中央部分はウサギ座、その上はオリオン座南部。