最後のアイソン彗星

昨年の今頃、アイソン彗星が話題になっていた。肉眼で見えるほどの大彗星になると期待されていたからだ。僕もとても楽しみにしていた。昨年2013年11月13日のぴのきよ日記には、11月8日のアイソン彗星を掲載した。
しかし、太陽に最接近した11月28日にアイソン彗星は太陽にあぶられて蒸発してしまった。太陽のとても近くまで接近するクロイツ群と呼ばれる彗星のひとつだったアイソン彗星は、だからこそ大彗星になると予想されていたのだが、だからこそ蒸発して無くなってしまった。
写真はアイソン彗星が消滅する8日前の11月20日未明に自宅ベランダから撮影したもの。右上の輝星はおとめ座のスピカ。夜明け前の東の地平線から昇ってきたアイソン彗星は、双眼鏡で見ても「んー、これかな」と迷うほど暗かった記憶がある。これが、僕が見たアイソン彗星の最後の姿になった。

(11/29追記)
アイソン彗星はクロイツ群とは違う彗星だそうです。「クロイツ群の彗星のように太陽に接近する」とすればよいでしょうか。