富士山が見下ろす小学校の校庭で地域の少年サッカーチームが練習試合、ほほえましい風景だ。いまオーストラリアで開催中のサッカーアジアカップで、日本代表チームは負けてしまった。最近のアジアカップは、オフトジャパンが優勝、加茂ジャパンが敗退、トルシエジャパンが優勝、ジーコジャパンが優勝、オシムジャパンが敗退、ザックジャパンが優勝、というわけで、観る側としては優勝に慣れてしまっていた。それがトーナメント初戦で負けてしまったので、まるで日本のサッカーがどうしようもなくダメになってしまったかのような論評が目立つ。特に育成がダメで、アンダー何とか世代は負け続けているからお先真っ暗だというようなものだ。でもこのたびの負け試合であるＵＡＥ戦は一方的に押していたわけで、余裕で勝てていたかもしれない試合だったように思う。昨日、オーストラリアがＵＡＥに勝ったが、試合内容は良く似ていた。ヨーロッパの状況を見ても、必ずしもEURO-CUPで優勝した国のチームがＷ杯で活躍する訳でもなく、大陸予選で敗退することもある。
僕が子供の頃は、サッカーに比べて圧倒的に野球が人気だった。特に大人は野球だった。それが今は、子供の人口は大幅に減っただろうが子供のサッカー人口は非常に増えたことと思う。たぶんサッカーと野球の人口は逆転しているだろう。裾野が広がったのだから良い選手もきっと出てくるだろう。
ところでこの写真のグランドは、元日本代表選手の中田英寿氏の母校。
