畑中の路村

川沿いに走る国道の両側には、レタスやキャベツの畑が広がっている。ときどきブラインドのように路村があって、民家とともに数件の商店などが並んでいる。裏にもう一軒分か二軒分ほどの厚みはあっても、並行する道が続くほどの規模は無い。古くからの道がそのまま国道になったと見えて、歩道も無く家は国道に密着している。そして、この写真では分かりづらいのだが国道に面した壁やガラスは茶色く土ぼこりがこびりついている。森の木々が無くなり、代わって広大な高原野菜の畑になった。それが村の収入源となったが、広い範囲で土が露出したために土ぼこりも多くなった。そして我々は美味しい野菜にありつける。何と言うか、悩ましい。