山村の秋

まだ紅葉は降りてきていない山村の秋。
今日は名付けて「ノーベル賞残業」!!。大村智さんの解説パネルは他の人が担当することになり、僕は梶田隆章さんの方の解説パネルを作った。ニュートリノ振動なんて内容が難しくて大変だった。
ニュートリノ研究の歴史をざっと振り返ると、1930年にパウリが仮説を立て、ライネスが1956年に実験によりニュートリノを検出、そして1987年に小柴昌俊が大マゼラン星雲内で起きた超新星 SN1987A からのニュートリノを「カミオカンデ」で検出し、自然界での存在を実証と続く。パウリは1945年、ライネスは1995年、小柴は2002年にそれぞれノーベル物理学賞を受賞している。そしてこの度の梶田さん。梶田さんとともにニュートリノ振動を検出した梶田さんの恩師である戸塚洋二さんは、ノーベル賞候補と言われながらも2008年故人となった。こうやって見てみると、ニュートリノ研究の系譜はノーベル物理学賞に彩られている。