ドーム船

冬の諏訪湖の所々に浮かんでいるいちご園のようなもの、それはワカサギ釣りのためのドーム船と呼ばれる台船。
僕はワカサギ釣りの経験がない。そんな僕のイメージの中のワカサギ釣りと言えば、極寒の凍り付いた湖の上で、氷に直径10?ぐらいの丸い穴をあけて釣り糸を垂らすもの。着込みに着込んで、折り畳みの小さな椅子に腰かけ、傍らの火鉢で手を温めながら何時間も粘る。釣り上げたワカサギはそのまま氷の上に置いておけば即冷凍保存状態。ワカサギは美味しいからうらやましいが、釣りの方はとても辛そうでやる気にはなれなかった。
でも、それに比べるとこのドーム船の中でやるワカサギ釣りは辛くなさそうだ。ネットで釣り船やさんのサイトを見ると、釣り人たちは普通の椅子に座っているし、上着を脱いでいる人もいるから暖かいのかもしれない。少なくとも湖面を渡る冷たい風は防がれている。ちょっとやってみたい気分にもなった。職員旅行の企画にでもなればいいのに。