千代田湖の夕暮れ

早く帰ったので千代田湖まで車で行ってぐるっと一周散歩してみた。歩き出しはまだ明るかったが夕焼けはそろそろ終わりの時間だった。平日にもかかわらず、湖畔には何人もの釣り人がおり、糸を垂れていた。簡単な道具でやっている人から、何かの電子機器が付けられている複数本の釣り竿を治具に持たせて仲間と話し込んでいる人まで、釣り人は様々だった。中には、僕が通りかかるのを横目で見て分かっているのに竿をブンと降る人までいてちょっと不愉快を感じた。散歩をしている人とは一人だけしかすれ違わなかった。家の近所を散歩をしていると、同様に散歩している人や犬を連れている人、ジョギングをしている人など、いろいろな人とすれ違うが、知らない相手ながらもお互いに軽くあいさつを交わすことが多い。しかし、釣り人に共通していたのは、こちらが通りかかると決まって無関心を決め込むか向う側を向いてしまうやり方で、10人を超す釣り人とすれ違ったが一人もあいさつを交わすことが無かった。ただ、たった一人の散歩していた人も釣り人と同様に顔を背けて通り過ぎた。

30分にも満たない短い散歩だったが、車を止めたところまで戻った時にはかなり暮れて薄暗くなっていた。携帯電話についている万歩計によればぐるりと一周するのに約3千歩を歩いた。1歩が70?とすると約2.1?ということになるか。