アメリカフウロ

近所の、道と駐車場の交わる陽だまりのような場所に、ロゼットになったアメリカフウロが有った。
アメリカフウロ帰化植物。こんな風にロゼットになる植物は冬にも葉を出していて元気ではあるが、一方で草や木が繁茂する場所では生きられない。人が踏みつけたり頻繁に草刈りするような場所にしか生息できない。でも、そのせいで人の目に付きやすいので雑草として扱われる。近頃では帰化植物外来種として更に嫌われる。
人間でいうと、僕も甲府へ入ってきた外来種みたいなものだ。職場でも中途採用だから外来種だ。一方、子供たちは甲府育ちだから甲州弁を話すし、何かと山梨を応援する。子供たちは山梨県民扱いしてもらえそうだが、何代にも渡って道端で世代を重ねてきた帰化植物は未だに市民権が得られないようである。