白黒の風景

雪が降り、枝が垂れ下がった。通勤路になっているつづら折れの山道にも、車の高さまで低く垂れ下がった枝があった。幸い、ぶつかることなくそれを避けて走ることができたが、暗くなってからの帰り道にそれがあったら、うっかりぶつかっていたかもしれない。一夜明けて今朝の気温はぐっと冷え込み、車の扉がボディにへばりついていて開くときにバリっと音がした。山の坂道は日陰で雪が固く凍り付き、走ることに注意を要求した。一方、昨日垂れ下がっていた枝はどれも見当たらなかった。おそらく重い荷物を降ろすことができたのだろう。