遺跡の埋め戻し

渋滞があるから新しい道路の造成工事が決まる。工事があるから行政が用地収用を行う。立ち退きが成ったから土地を掘り返し、そこに遺跡が見つかる。遺跡があるから発掘作業が行われる。しかし、元々の工事を進めなければならないから、早々に埋め戻しが行われる。やがてそこにアスファルトが被さることになる。新しい道路の建設話が始まってから20年にもなろうか。今では急激な人口減少国家になってしまった。やがて渋滞の問題は自然解決するかもしれない。とすれば、無くても良かった道路の維持費が、少なくなった人口に重くのしかかることになる。そうならなければ良いが。