遠景と近景

遠くにあると見えない物でも近くに行くと思いの外大きかったり迫力あったりすることは少なくない。山道は遠目に見ると楽勝に見えて実際に行ってみると険しいことが多い。これは僕の見立てが概ね甘いことを示している。でも、最近は大変そうだなと思った道程が歩いてみたら案外楽だったということも多くなった。これは僕の見立てが年月や経験を経て変化したことを示している。
近くにいると見えていなかったことが、遠くに行くとかえって見えることがある。山から見る景色で街の意外なことを知ることもある。人も同様で、毎日のように近くにいて気付かなかったことが、離れて俯瞰すると色々見えてくるような。
普段からそういういろいろな視点を持ちたいものだ。