イチジクの実

20190705215008

このイチジクの実は、一つだけが大きくなっていた。同じ枝に生る他の実はまだ小さいが、これだけは普通に食べるものよりもずっと大きい。栄養独占状態だろうか。人間でも兄弟で1人だけが飛びぬけて大きいというのを稀に見ることがあるが、そんなものだろうか。
ところで、イチジクは花が咲かずに実が生るように見えることから「無花果」という字を書く。でも実際は、花が内側を向いてしまって隠れているので花が咲かないように見えている。この実の内側はびっしりピンク色の花というわけだ。我々が実として食べているは花束、甘いのは花の蜜ということになる。