香梅

何という種類の梅か知らないが、黄色い花が誰かの庭先で満開になり垣根を越えてその匂いを流していた。とても良い匂いだった。黄色い花びらは艶があり半透明で、それが向う側の真っ青な空にの色を透かしていた。風も無い午前の穏やかな冬の日差しを受けて映えていた。