綿毛の群落

20200601195631

綿毛のある何だか分からない草が群落を作っていた。 ところで昨日、山梨県小菅村で村長選挙が有った。その結果が凄い。勝った現職は285票、負けた方は283票のわずか2票差だった。仮に、無効票が4票ある。投票率は94.39%、投票数は572票。村の総人口が718人(広報紙2020年6月号)、過疎地だから人口比を多めに9割が有権者としても646人、老齢者が多いだろうから入院中や寝たきりで選挙に行かれない人だとか、住民票はそのままにして都心や他所へ出て住んで選挙に帰らなかった若い人などを差し引いて考えると、実質的な有権者のほとんどは投票したという数字と言って良さそうだ。今回の選挙は何年か前の衆院選山梨二区の代理戦争勃発とも言われたが、さすがに大接戦。もしも、勝った方からたった一人が寝返っていれば同数だったわけだ。若い頃、某県の某村で選挙の話を聞いたことがあった。そこでは一桁まで票読みができるそうで、苦戦の陣営では寝たきりの老人をおんぶして投票所へ連れてくるほど白熱するのだそうだ。そして、縁もゆかりもない僕に対して「住民票を移してくれ」とまで言われた。もちろん巻き込まれるのは御免だから丁重にお断りしたが、選挙の激しさを物語る出来事だった。今回の小菅村ではどの程度の状況だったか分からないが、それにしても、無効票となった4票は実に重いな。