川の流れから島のように突き出た石の上にダイサギがいるのを見つけた。そのまま居てよ、と思いつつカメラの電源を入れた。数秒後にカメラはスタンバイとなりファインダーを覗いてズームのレバーをUP方向に動かした。ダイサギはあっちを見たりこっちを見たりしていたのでちょうど良い感じのところを撮影した。デジカメだからたくさん撮っても良いのに、フィルムの頃の癖は抜けないものだ。それでいつも似たような角度のものばかりになりがち。そこそこのものが撮れてホッとして気を抜いたところで、ダイサギはバサッと音を立てて飛んで行ってしまった。一番カッコいいところを撮り逃した。