ムクロジの黄葉

この木の場合、木の全体が一斉に黄葉するのではなく、上の方から始まってゆっくりと下へ降りていくようだ。上の方は黄色くなった葉がすでに落葉してしまった。中ほどに少し黄色い葉が残り、更に下はまだ生き生きした緑色の葉が繁っている。そして、葉が落ちてしまった上の方では、たくさんの実が成ってクリーム色に色付いている。下の方には一見すると実が無いのかな、というようにも見ええてしまう。では実際の下の方の実はどうかというと、下の写真のようにまだ緑色をしていてそれが繁った葉に隠れていて見えづらかった。

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カリン

カリンの実がだいぶん熟してきた。まだ緑色の実も所々に混ざるがほとんどは黄色に色付いた。それにしても大きな実が生るものだなあといつも思っていたが、それが意外にも細い枝に、しかも幾つも生っているのには感心させられる。果物というと概ね回転体的な形をしている印象だが、カリンの実はデコボコと不規則な形をしている。そのせいか静物画の対象によく使われる。香りが良くて長持ちするから、きっと描き手も良い気分だろう。僕は、何年か前に職場で頂いた実を後部座席の車の床に暫くの間置きっぱなしにしていたこともある。そうすると、ドアを開ける度にカリンの香りがする。どぎつい芳香剤の匂いよりもずっと良かった。カリン酒を作ったこともある。適当な大きさに切ったカリンの実を容器に入れ、そこに氷砂糖と35度のホワイトリカーを注いで半年ぐらいで出来上がり。色付いたカリン酒の瓶を開けると、香りがフワッと広がる。ただ、飲むのは主に冬で、喉に良いという。つまり、カリンが熟す時期はカリン酒の飲み頃の時期でもあるわけで。

ヌルデ

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20日ほど前の写真。紅葉が始まったヌルデに大きな房になったヌルデの実がぶら下がっていた。なんだかちょっと気味わるかった。民間療法では薬にもされるらしい。
ところで、子供の頃の僕はこのヌルデをとても警戒していた。というのも、かぶれるから気を付けろと言われていたウルシとよく似ていたからだ。というより、そもそもヌルデのことをウルシだと思っていた。ヌルデは、葉っぱ自体だけではなく互生する葉の軸の部分にも数ミリの葉がついていて、そんな他の木と異なった特徴も分かりやすくて誤解を手伝ったかもしれない。というわけでヌルデをウルシと勘違いして警戒していた僕はかぶれることなく過ごすことが出来た。しかし、本物のウルシには全く警戒心を持っていなかったし、更にずっと酷いかぶれをもたらすツタウルシにも無警戒だったので、かぶれなかったのは幸運としか言えない。