身延線を散歩 その2(3)

続き。

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工事中だったり木の橋が腐っていそうだったりで市ノ瀬駅行きは結局断念、和平からはこの分岐を左へ登って行き、甲斐常葉駅を目指すことにした。地形図ではここまでの道と同じ1本線の表示。

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ところが、登り出してすぐ、道は草ぼうぼうになった。これは先が思いやられる。

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更に登ると、草は無くなり歩きやすくなった。落ち葉に覆われた道をよく見ると、ひび割れている古いコンクリートが見える。元々コンクリート舗装された道だったようだ。

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しばらく歩くとコンクリート舗装の痕跡も無くなり、道はまっすぐで急な上りになった。道の中央は雨水に削られたⅤ字型の溝になっていて、ここだけ落ち葉が流されていて少ない。日影なので助かるが、2つ目の峠越えはつらい。

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もうすぐ峠。

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峠を越えてちょっと下りると舗装路、和平の側よりも日影が少ない道になった。整備された墓地が出て来て、遠く景色が望めた。

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明るい斜面には茶畑があった。

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木の隙間から、常葉集落にある旧下部小学校の校舎が見えた。20年ほど前に仕事で何度か来たのを思い出した。

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更に下りると、常葉の街並みが見渡せる場所があった。旧下部小学校と旧下部中学校は高台に建てられている。

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ようやく集落に下りて来た。花がきれい。

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電車の時間に余裕があるが、次の下部温泉駅へ歩くには足りなそうなので、集落を散歩した。常葉の集落は久那土は違った雰囲気の街並み。

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カメラ店だった店舗。食品や日用品の店だけでなく、こんな店もあった集落だ。旧下部町役場もこの集落にあった。

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集落の所々に、本栖高校を示す看板があった。これは実在の高校でなはく、アニメ「ゆるキャン△」に出てくる架空の高校で、旧下部小中の校舎がモデルになっているそうだ。
ようやく駅に着いた。駅のホームでおにぎりを食べ、鳥の声を聞きながら電車を待った。



ピンク色が昨日掲載した経路。青色は行くはずだったけど工事中のため断念した経路。緑色は木の橋が腐っていそうなのでやめた経路。そして、赤色が今日掲載した経路。
曇り空で気温は低めという天気予報を信用して来たが、その期待はハズレて炎天下の峠越えになってしまった。しかも、工事中で経路の変更も余儀なくされ、前回よりも距離は短かったのによっぽど疲れは大きい散歩になった。

これで「身延線を散歩」はとりあえず終わり。続きを歩くとしても涼しい季節になってから。

身延線を散歩 その2(2)

続き。

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「通行止」の立て看板に臆することなく歩を進めると、右には猪の罠が見えた。いよいよ山越えだなという気持ちになる。

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大道という集落を過ぎると、道は二手に分かれる。道なりに右へ行けば、富士川沿いを南北に走る国道52号線に至る道。左は勝(かん)坂という集落を越えて市ノ瀬駅へ至る峠道だ。ここにも通行止の立て看板があったがそのまま登る。

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雲はいよいよ晴れて、日が照り続ける状態になった。道は急な登り坂で汗がどっと噴き出す。登っている間に車が2台通り過ぎて行った。1台はおばさんが乗っていて、歩いている僕の姿を怪訝な顔でみていた。もう1台は工事関係者と思われる車。暑さの中、天気予報めハズレやがって!と思いながら登っていると、やがてさっきのおばさんが乗った車が引き返してきて僕とすれ違った。通行止めの看板があっても工事していない場合は多いが、これは追い返されたなと思った。

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だいぶん登ったところで、右後ろ方向に分かれる道があった。上田原、大石などの集落へ抜ける道。

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ようやく峠についた。西の方向が開けて見えた。
峠付近に広がるのが勝坂の集落、ここからは下りだ。

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暫く降りたところで分岐。はてさて通してくれるかなと思いながら水飲み休憩していると、下の方からガコンガコンと大きな音が聞こえて来た。重機が動くような音だったり、杭を打っているような音だったり、大掛かりな工事のようだ。これは引き返す羽目になる確率が一層高まったなと感じ、分岐のもう一方へ行くことにした。

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分岐の道標の1枚は壊れて落ちていたが、その一枚が示す和平という集落へ向かう。

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分岐の道は狭くて木が覆いかぶさっている。地形図の表記では今まで歩いた道が細線2本(幅員3~5.5m)の道なのに対してこれから歩く道は線1本(幅員1.5~3m)の道になっている。道は狭いがずっと下りで多くが日影だったので快適に歩くことが出来た。車ぜんぜん来ないなと思っていたら、ミニパトが一台通り過ぎて行った。

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和平の集落が近いあたり、地形図では田んぼの記号が描かれている。それがこの写真の付近。道の下をよく見ると、川との間に棚田の痕跡と思われる形跡が見られる。ただ、あまり良田にはなりそうにない場所だ。今では杉が植えられている。

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棚田は、杉林の木々の太さから20年以上前に放棄され植林されたと思われる。

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和平の直前のところ、地形図では点線で描かれた道が峠を越えて市ノ瀬駅へ続いている。これを行こうかと思っていたのだが、堰の上に腐りかけた木の板が渡されたようなところだったので不安になって断念した。

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和平の集落へ到着。狭い山間の集落だ。峠越え前に通った広々明るい久那土集落にくらべると淋しい印象だ。

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分かりづらいので地形図を。図の一番上(北)に久那土集落、ここから黄色い道を右(東)へ進んで途中で南下すると隧道へ至る車が通る普通の道。今回は、久那土から赤く塗った道を進んだ。青く塗った道が断念した工事中の道、緑に塗ったのは堰から続く進まなかった道。
今日はここまで。和平以後の続きは明日。