クローズアップ
なかなか複雑です。
花弁に見える白いのは苞(ほう)というもので、その正体は葉だそうだ。4枚の苞が囲む中央の黄色い塔は穂状花序(すいじょうかじょ)と呼ばれるたくさんの花の集まったもので、下から順に咲いて行く。
僕はこの花の花弁の透明感が気になる。やや透いているから、ファイブミニのような色合いの花弁が重なったところは少し濃くなっている。中央のめしべが黄緑色でそこに薄い白い色が入り、おしべの細い軸は赤くて先端に黄色い花粉を湛えている。良い色合いだ。…
ハナトラノオはシソ科だそうだ。そう言えばシソと花の咲き方が似ている。案外きれいだった記憶もあるので、今度シソの花をじっくり見てみよう。
ツユクサの花は小さな花だけど、造形がなんとも良い。万葉集にもこの花を題材にした歌が何首かあるということだから、古の人々もこの造形に感心した人もいたことだろう。
アジサイの花のクローズアップ。もうそろそろシーズンオフですね。
花に近寄ってみた。下の方に葉っぱがあって、そこから1メートルを超える長い花穂が真っ直ぐ上に向かって伸びている。下から順に咲くとか上から順に咲くというのではなく、割とバラバラなようだ。カメムシが何匹も集っていた。
トゲトゲか凄い。花粉もタップリ。
側溝の蓋にある手をかけるために切り欠かれている隙間に生えた苔。雨で流れて来たり風に乗って飛来したりの土埃や砂埃を少しずつ集めてなのか、苔は穴の半分ほどまで進出している。やがて穴をすっかり埋めてしまいそうだ。
ドクダミの花の白い4枚の花びらのようなものは葉が変化したものだそうで、苞(ほう)と言う。で、花はというと、苞の中央からそそり立ったものが花の集まりだそうで花序(かじょ)と言う。
葱坊主の詳細を見てみた。てっぺんの何本かが長い。その下あたりにあるのは既に種を落としてしまったようだ。軽くなって首を持ち上げたものと種の重さで首を垂れるものとの隙間から、細い花茎がたくさんある様子が見える。
歩道の隅にヒマラヤ杉の雄花が大量に落ちていた。多分、あの松脂事件の日の強風で落ちたのだろう。拡大してみるとかなり複雑。
今日はとても空気が澄んでいた。仕事で県内を回る出張だったのだが、何処へ行っても景色がよく見えていた。仕事が終わり夕方の光が差した富士山を撮った。盆地からもくっきりと赤富士の山肌を見ることが出来た。
ヒメムカシヨモギの小さな小さな花をクローズアップしてみた。もっと寄りたいところだがスマホだったのでこのくらいで。それにしても貧相な花だ。数で勝負とは思ってみても、束にしてみたところで派手になるわけでもなく貧相が束になるだけのもの。よく見る…
今日も暑い日になった。甲府の最高気温は35.2℃、15:19の記録。気温が緩やかに下がり始めた夕方、雲は多かったが空気は澄んでいて、富士山がくっきり見えていた。
クサフジがあちこちで大繁茂している。カラスノエンドウに比べると花の数が多いのでとても派手。
菜の花というが、アブラナ科の花というのがわかるだけで何という名の菜か分からない。黄色と黄緑の色合いは春らしい印象。
ユキヤナギは名前にヤナギが付くが、ヤナギ科ではなくバラ科の植物だそうだ。
この3日で2回も、まだ花も咲かないカラスノエンドウについて書いたので、その勢いで今日も登場。マメ科植物の多くの特徴である、葉が軸の両側に対になって並ぶ羽状複葉という形になっている。先端にくるくるっと丸まった蔓もある。ただし、エンドウとは言う…
思い出話だが、こどもの頃に買い与えられて読んだ日本昔話の中に「いなばのしろうさぎ」というお話があった。元々は古事記の中にあるお話とのこと。覚えている内容をざっと書くと『向う岸へ渡ろうとした兎がワニたちを巧妙な話で丸め込んで橋を作ってもらう…
マツバボタンの花をクローズアップ。サテンのような光沢の長い花弁ばかりが目立っているが、よく見ると短い花弁もたくさんあることがわかった。左の方、花びらについている茶色いぷつっとした塊は何かの虫の卵だろうか。
コセンダングサの種をクローズアップ。雨上がりの散歩で見かけたコセンダングサの種に近づくと、まだ黒い部分に水気が残っていた。よく見ると、放射状の真ん中は赤い色をしている。
昨日の朝の富士山のクローズアップ。剣ヶ峰の尖がりが目立っている。富士山は、雲が有ろうと無かろうと、朝だろうが夕だろうが、そしていつの季節でも、見えさえすれば絵になる山だ。
網戸のサッシの隙間にゾウムシがいた。金色に輝いているように見えた。大きさは口吻(象の鼻)を入れないと1㎝ぐらい。写真に撮ってみたら金色に見えていたのは黄土色の細かい毛だった。丸く囲まれたような顔の造りが面白い。調べてみたら、クヌギシギゾウムシ…
マルバアサガオの葉をクローズアップにしてみると、細く短い毛がたくさん生えているのが見えた。葉脈の形は、まるで田園地帯の空撮写真のようになっている。
エノコログサのクローズアップ。フサフサに生えた毛(禾)をよく見ると、根本は白く先へ行くほどピンク色に染まる。根元には種になる部分があり、花が咲いている。黒い粒はおしべだろうか、その傍にある白いのがめしべだろうか。いつかもっとクローズアップに…
タンポポの花の季節もそろそろ終わりだ。綿毛も飛んで行って坊主頭になっている。下の方だけ残っているのも人間の禿げ頭に似たところがあるな。 新型コロナウイルス感染防止のための緊急事態宣言が全国的に解除になって世の中が何となく普通になって来た。朝…
足元に小さな丸い黄色い花。直径は4ミリぐらいだろうか、小粒の金平糖のように見える。よく観察すると、シロツメクサのミニチュアのような形をしている。マメ科のコメツブツメクサという種類だった。 あまり見かけない雑草だが、お寺に咲いているのを見つけ…
垣根として植えられているアスナロの仲間の実が生っていた。なんだか顔のように見える。 新型コロナウイルスの蔓延は世の中をいろいろと変えるだろうと言われるが、マスクは劇的に変わったものの一つだろう。これまでのメーカー以外にもいろいろなところがマ…
イヌムギの実のクローズアップ。そこら中に生えてくるイネ科の植物。イネ科だし実も大きそうなので食べてみるかと思ってネットを見回ってみたが、芳しい書き込みが見当たらなかった。どうやら殻ばかり大きくて胚乳は小さいようだ。手軽で美味しければもっと…