ダブルラーメン

袋麺ではこれが北海道の定番だ。マルちゃん「ダブルラーメン」。これも本州では見かけないのに北海道ではどこでも売っている。
特長は、一袋に麺が二つ入っていて、スープの粉の袋も二つ入っている。それだけ。特長は多分それだけだ。味のほうは、昔のインスタントラーメンを思い出す。変わらぬ味、というところだろうか。
一人暮らしの人がこれを買った場合、二人前を一度に食べてしまわないと開けた袋の中に一人前が残ってしまうことになる。食べ盛りの子どもであれば、腹ペコで学校から帰ってきたときに一袋分食べてしまうかもしれない。それならば便利だとも言えそうだが、一人前入りの袋麺を二つ作れば済むことだとも言える。ただし、他の袋麺に比べると少し安いというところは有利だ。だがこれも、特売品と比べても安いというわけではない。
妻が笑って言うには、「ダブルラーメン」は北海道の「ソウルフード」なのだそうだ。北海道から本州に引っ越した友人が北海道に帰ると、スーパーで箱買いして送るほどだそうだ。僕にとっては不思議な商品だ。