蒸気機関車

釧路の公園にあった蒸気機関車C−58型。元は青少年科学館に設置されていたということだが、僕が通っていた頃には、それを見た覚えがない。きっとその前に移設されたのだろう。このように機械類が動かずに姿だけが保存されている様子を静態保存という。動く状態で保存されていれば動態保存。後者は大変なメンテナンス費用(手間)がかかる。
近頃では、静態保存であっても雨ざらしの錆び放題になっている機関車などが少なくないという。最初の時は欲しがって譲り受けた地方自治体が、その担当者が異動し退職しということで熱意が受け継がれ無くなることが問題の底にありそうだ。やがては厄介者扱いにされ、錆び放題になっているとしても罪の意識が無いという状態になり、いきおい誰もがそれに対しては目隠しして関わらないように過ごす、ということになるのだろう。
この機関車の場合は立派な屋根があるので雨ざらしではない。静態保存の機関車としては幸福な部類だろう。