20200628210621

仕事終わりの時間は土砂降りだった。あんまりひどいので他の人は少し待ってから帰ると言った。駐車場の車までのわずか数分の歩きを躊躇するような降り方だった。僕は気にせず帰ったが、傘のおかげで体は濡れなかったものの、雨の跳ね返りでズボンの裾がずいぶん濡れた。家まで帰る間に少し明るくなった。まだまだ強い降り方なのに北と西の空の下の方に青空が見えていた。家に帰ってちょっと落ち着いたところで雨は止み、虹が見えた。