ロッシェル塩

温度計に結晶したロッシェル塩。
ワインから採れる酒石酸から作られるロッシェル塩は、マイク、圧電スピーカ、レコードプレーヤーの針などの振動子として使われてきた。大戦中は潜水艦のソナーへの利用(海軍)や、海水の脱塩剤(陸軍)としても重宝され、果物や酒は贅沢品にもかかわらずブドウとワインは増産を命じられていた。この春までテレビで放映していたNHK朝ドラの「マッサン」でも、海軍に命じられて山ブドウから葡萄酒を作り酒石酸を採っているシーンがあった。。