アケビの実

秋の味覚として待ち焦がれている人も多いようなのだが、僕はもうひとつこの美味しさが分からない。
ぱっくりと開いた実の中にある黒い種、その周りについているネバネバを食べるわけだけど、それを口に含み「ん〜、おいしいのかなぁ」と思いながら、口の中で舌と上あごの間にそれを挟んでスライドし、黒い種だけを残してネバネバ部分は味を感じつつ飲み込む。そして最終的に口の中に残った黒い種を、プップップップップップッと連続して飛ばす。
なるほど、それがイイのか。